前日から体調が悪く、早寝をしたために、早く目覚めて眠れなくなった。仕方がないと思いながら、授業のことを考えたりしていたら、鷲田清一の文章を読みたくなった。6月に教える予定にしているが、いったい何を取り上げようかと思いながら、Webを検索する。
角川学芸出版の「角川学芸Webマガジン」http://www.kadokawagakugei.com/magazine/にも、鷲田は『もどかしくて』を連載をしている。その最新版(とは言え、3月13日更新で、この5月15日に更新されなかったのは、年度末・年度初めの学長の忙しさ故であろうか。でも、阪大の学長になっても、哲学者としての活動を何とか両立させているのが鷲田の魅力だと思う。)第17回「もじもじ」を読んだ。
文中では、武満徹の吃音論が紹介されていて、生前の武満さんのしゃべり方を思い出しながら読んだ。自分がどうエネルギーを溜めてジャンプすればいいのか、あれこれと悩みつつ毎日教壇に立っている今、まず武満さんの言葉が、そして鷲田の言葉が、体調が回復しつつある胃袋にミネラルウォーターが浸み込んで行くのと同じようなスピードで、体の中に吸い込まれて行ったような気がする。

