朝、あかねこさんからの情報で、「時代劇チャンネル」の映画「お役者鮫」を録画。1959年に大映京都撮影所で製作されたカラー初期の娯楽映画である。
主演は長谷川一夫で、江戸・河原崎座を舞台にした役者のトラブルを推理劇仕立てに描いたフィクション。犯人役を2世中村鴈治郎が演じているのが興味深い。また、2世澤村宗之助(現在の歌舞伎の舞台で活躍しているのは3代目)が長谷川一夫演じる「市川扇十郎」に嫉妬する役者という設定で出演している。
一番興味深かったのは、長谷川一夫が作中で演じる『伽羅先代萩』の仁木弾正。もちろん、美男子ぶりはすばらしいが、この役に必要とされる「妖気」に欠ける。しばしば難しいと言われるこの役の、その難しさを実感できたのも、思いがけない収穫というものだ。
写真は谷中墓地にある長谷川一夫の墓所。今も花をたむける人が絶えない。
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