2012年08月21日

クラシック・ジャーナル046 『オペラ演出家 ペーター・コンヴィチュニー』

P1000638.JPG この春に刊行された出版物の話題を2つ。いずれも私の原稿を掲載していただいたものなので、これは書評ではなく「宣伝」である。
 『クラシック・ジャーナル』は不定期刊で流通上では「単行本」扱いの「雑誌」。毎回、特色のあるテーマを取り上げている。いつもオペラの客席でお目にかかる山崎太郎氏、旧知の森岡実穂氏から、「山之内さんも書きませんか?」とお誘いを受けたのが去年の秋口、ほぼ1年前のことだ。それ以前からお2人を中心に、東京二期会『サロメ』の上演(2011年2月)やびわこホールでのワーク・ショップなどで丹念な取材が続けられていた。
 私が担当させていただいたのは、DVDの解説。2004年春に教員になるまでは頻繁に渡欧していたので、それ以前に現地での舞台を観たシュトットガルトの『神々の黄昏』を担当させていただいた。私の文章は、日本版のDVDの解説と趣旨が重複しないようにしながら、コンヴィチュニーの手法、特にジークフリートやブリュンヒルデを英雄視しない脱神話化の手法や、登場する女性(ブリュンヒルデとグーツルーネの2人)への共感を忘れない視点について論じたものだ。
 夏休みに、それ以外の様々な記事・文章にじっくり目を通したのだけれど、コンヴィチュニーについて知りたい人にはもちろんのこと、オペラの演出について、あるいはオペラの制作現場について興味を持つ人にとっては実に面白い1冊であり、格好の入門書にもなっていると思う。大きな書店で手に入るので、ぜひ手に取って御覧いただけたらと思います(定価¥1,470)。
posted by 英楽館主 at 07:51| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | オペラ雑談集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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