2016年03月28日

2016年春 ドイツの旅(6)

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エッセン市立アールト劇場

〈写真解説〉
左上:外景。無駄のない設計だが曲線的なのが面白い。
中央上:ロビー。白を基調とした設計は外景と共通。階段なども広くゆったりと取られている。2階、3階客席の通路の曲線がアクセントになっている。
右上:設計者アールト(1898〜1976)の銅像。フィンランド出身の建築家。エッセンのアールト劇場の完成は1988年で没後の仕事は妻のエリッサに引き継がれましたが、この劇場に来る度にアールトの才能を感じます。
左下:場内の風景。下手側から撮影。左が舞台。右が2階、3階客席。4階は設備だけで客席はありません。シートは青でいかにもドイツらしい無機的な色合いですが、落ち着く空間に仕上がっています。
中央下:地上階のカフェの風景。ドイツの劇場は、エッセンに限らずカフェが広いのは素晴らしいことです。特に終演後にはメロディーを口ずさみにくいような現代作品の場合、幕間にカフェで仲間と語り合う時間は貴重です。2階にメインのカフェがありますが、立ち席が主になっています。
右下:2階カフェの脇から撮影した風景。芝生の向こうに見えるのがエッセンのフィルハーモニー。シューボックス型のコンサートホールです。残念ながら、私はオペラばかり観ていて、フィルハーモニーには足を踏み入れていません。写真中央に縦長の模様が入っているのは、自然採光の窓からの光が反射したものです。

〈本文〉
 今日はエッセンのアールト劇場でマルティヌーの『ギリシャ受難劇』を観ます。このエッセンのアールト劇場は、ドイツに数あるオペラハウスの中でも特に皆さんに御紹介したい劇場の1つです。日本にもこんな劇場があったらと、訪れる度に思います。建築の素晴らしさはもとより、客席数1300という歌手に負担のかかり過ぎない設定が良いのです。日本は最初に採算ありきですから、この座席数の劇場は日生劇場くらいです。日本の歌手が育ちにくい原因の一つはこの座席数にもあると考えています。一方で、新しい劇場ですので、ピットは広く、深さも自在に設定できるようになっています。この劇場、本当にお勧めですよ!
 エッセンはケルンからICやICEで1時間弱、かつては鉄鋼業で栄えた街だと聞きます。新しい劇場であるアールト劇場も既に築25年ですが、ドイツらしい装飾過多ではない設計の中で曲面を多用している点、自然の採光によってロビー空間の居心地が良い点などが特色です。オペラの上演水準も高いことで知られています。かつてはN響によく来演したハインツ・ワルベルク(ヴァルベルク)がGMDを長年務めました。その後、近年では新日本フィルに客演しているヴォルフ・ディーター=ハウシルトがGMDを務めた時に第1カペルマイスターだったのが上岡敏之です。20世紀末から21世紀初頭にかけては長らくシュテファン・ショルテスがGMDを務め、特に後半はインテンダントも兼任していました。私は、ショルテス時代に『ルイーザ・ミラー』『ナクソス島のアリアドネ』『イェヌーファ』『タンホイザー』『薔薇の騎士』を観ており、今回が6回目、久しぶりの来訪です。現在はチェコの俊英トーマス・ネトピルがGMDを務めて新時代を築いています。
 なお、オーケストラ(エッセン・フィルハーモニー)はマーラーの交響曲第6番「悲劇的」を初演した楽団としても知られています。
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2016年春 ドイツの旅 (5)

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エッセンへ

〈写真解説〉
左:ドイツの新幹線ICEの運転席。旧型のICEは先頭車両と最後尾車両が機関車でしたので、こういう風景はあり得ませんでした。今日の運転士さんは女性のようです。ドイツでは運転士だけでなく女性のパイロットも日本よりもたくさんいて、男女差が少ないと感じます。
中:エッセン中央駅の風景。いかにも西。旧西ドイツの中でも最も豊かな地域です。
右:駅前のOstermarkt(復活祭市場)の風景。ちょうど雨が降り出して人が少なくなってしまって賑わいの感じられない写真になってしまったのが残念です。買い物については後ほど紹介しましょう。

 ヨーロッパは今日から夏時間。時間の勘違いに要注意の1日です。8時58分ヴァイマール発の列車でエッセンへ移動。今日はエッセンでマルティヌーの『ギリシャ受難劇』の上演があるので、どうしても観たいのです。この作品、後ほど詳しく書きますが、まだ日本では一度も上演されていませんけれど、オペラ、あるいはミュージカル等の他のジャンルも含めて音楽劇の持つ可能性を追求した素晴らしい作品であり、また、今の時代に欧州の人にとっても、日本国憲法が危機にさらされている日本人にとっても大きなメッセージ性を持ち得る作品です。
 それはともかく、途中、エアフルト、フランクフルト空港、ケルンで3回乗り換え。ドイツの鉄道の正確さを考えるとどこかで乗り継ぎに失敗する覚悟は出来ていましたが、幸いに今日はケルンの5分乗り継ぎも含めて全て時間通りに列車が動いてくれて幸運でした。
 フランクフルト空港からケルンへのICEはホームの端まで歩かされて先頭車でしたが、運転席の写真が撮れたので良しとしましょう(降りる直前にもう一度、運転席の車窓からケルン大聖堂が見える写真を撮ることが出来ましたが、携帯で撮ったので、帰国後に追加でアップします)。
 エッセンの駅前ではOstermarkt(復活祭市場)が開催されていました。
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2016年春 ドイツの旅 (3)

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時差は大の苦手!

 ホテルの部屋は15時からチェックインできるので、水やパンを買いながら駅前のホテルに戻り、部屋で少し昼寝。何しろ時差の関係で今日は1日が32時間もあるのだ。時差が苦手な上に、今日のオペラは18時開演の22時15分終演予定。日本時間だと27日(日)午前2時開演の午前6時15分終演で真夜中にオペラですから、寝ないようにすることが最大の課題で、市内観光は制約を受けることになるわけです。
特に今回は、昨年夏のイタリア旅行の後に2回目の左足大腿部の深部静脈血栓症をやった後なので、今は抗血栓薬を飲んでいるから大丈夫とは思っても、飛行機の中ではいくら飲んでもほとんど眠れずに苦しんだので、どうしてもここで睡眠をとっておく必要がありました。午前1時発の深夜便で周囲はほとんどがぐっすり眠っている中で1人で悶々と飲み続けるのも苦しいものですよ。
ちなみに眠気対策に、今回はタリーズブラックを10本以上持って来ました。ヴァイマールの劇場で昨年『ばらの騎士』を観た時は2度の幕間にコーヒーを飲みましたが、他のお客さん達はほとんどコーヒーを飲む人がいなくて、2幕の後のコーヒーなんか、たぶん開演前からずっとポットの中に残っていてぬるくなっていましたので、あんな物にお金を払うくらいなら日本の缶コーヒーの方が安上がりだし、キャップがしっかりしていて飲み残しも可能っていうわけで、多少行儀が悪いかもしれませんが、手提げかばんに缶コーヒーとドイツ語の辞書を入れての劇場通いです。昨年夏にヨーロッパをドライブ旅行した時に日本から持参した缶コーヒーが重宝したというのもあるんですけどね。
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2016年春 ドイツの旅 (2)

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〈写真解説〉
上2枚は市立博物館前の看板。縦長なので2枚に分けました。下の写真はエーベルトの肖像画ですが、その右奥にドイツ国民劇場が描かれています。小さいけれど、ゲーテ&シラー像が小さく描かれているので解ると思います。3枚目が図録の写真。ホテルの部屋でストロボを発光させたので見づらいかもしれませんが御容赦ください。

 昨年訪れた時にも、旧市街にヴァイマール憲法に関する記念碑などを見かけなかったので、今回はどこかにないか探してみたいと思っていた。市立博物館の展示で、ヴァイマール憲法制定のための話し合いは、国民劇場で行われていたことを知った。ゲーテとシラーの銅像だけでなく、やっぱりヴァイマールの国民劇場は、本当に訪ねる価値のある劇場だと実感する。実は、今晩はヴァイマールに来ようか、それともメンヒェングラッドバッハというデュッセルドルフ郊外の街の劇場で『ばらの騎士』を見ようか、はたまたエッセンに連泊して『エレクトラ』を見ようかで迷ったのだけれど、ヴァイマールで国民劇場を訪ねる計画を立てて本当に良かったと思った。
 展示では、国民劇場に入るエーベルトの写真もあったが、鉤十字の旗で覆われた国民劇場でナチスの大会が行われてヒトラーが右手を掲げているおぞましい写真もあった。第一次大戦後の民主主義の出発点となったこの街もまた、その数年後にはナチスが大きな勢力を持つに至ったのである。
 市立博物館は、ゲーテ博物館と違って見学者は少なかったので、じっくりと見ることが出来た。展示の図録9.8ユーロを買い、ドイツのパブリックな場所では比較的珍しい自動販売機のコーヒー(50セントだったけれど味はまあまあ。ちゃんと挽きたてをドリップしてくれるもの)を飲みながら図録を眺めて休憩。とても貴い時間を過ごしたと感じた。
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2016年03月27日

2016年春 ドイツの旅 (1)

017a.jpgヴァイマールへ
3月26日(土) その1
 午前1時05分羽田発のANA203便でフランクフルトに飛ぶ。定刻より早くドアが閉まって出発したが、若干遅れてフランクフルト空港に5時30分くらいに到着。入国して駅でコーヒーを飲みながら8時まで時間をつぶし、8時11分発のライプツィヒ行きのICEでエアフルトへ。そこでローカル線に乗り換えて11時2分にヴァイマール駅に到着した。
 日本時間だと19時02分になる。思えば、前日19時30分くらいまで学校で仕事をしていたから、24時間かからずに仕事場から別世界のドイツの古都ヴァイマールに移動したことになる。
 ヴァイマールに着いて驚いたのは、警察がいっぱいいたことだ。ネオナチみたいな人たちの集会があるからのようで、郵便局にエアメールを出しに行ったら、郵便局前のゲーテ広場は集会に参加する主に若者たちと、それと同じくらいの数の警察がいて、ちょっとものものしい雰囲気だった。
 今回も昨年に引き続きヴァイマールに来たのは、昨年は鉄道の遅れなどで劇場でオペラを見るだけになってしまい、街歩きの時間が取れなかったからだ。ホテルにチェックイン出来る15時まで市内散策を楽しむ。ゲーテとシラーの銅像で有名なドイツ国民劇場前に行ったら、復活祭だからか、花が飾られていた。シラーの家だけは去年訪ねたので、今年はゲーテ博物館と思っていたが、ショップで博物館のガイド(英語版)を買うたけにして、マルクトでチューリンゲン風焼きソーセージ(2ユーロの店と2.5ユーロの店と2本食べたがどちらも美味しかった)で昼食を済ませて、郵便局近くの市立博物館で「Demokuratie aus Weimar(ヴァイマールからの民主主義)」という展示を見ることにした。
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2016年01月01日

2016 謹賀新年

KIMG0887.jpg明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

ここ数年、Blogの更新回数が少なくなっていますが、今年は定期的な更新が出来るようにがんばってみようと思います。
写真は今年も詣に参詣した北野天満宮の今年の絵馬です。

英楽館主
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2015年12月31日

2015回顧

2015年 回顧

〈私の音楽ベスト10〉
1 藤原歌劇団 ヴェルディ:『ファルスタッフ』(1月25日、東京文化会館大ホール)
2 東京二期会 ヴェルディ:『リゴレット』(2月19日〜22日、東京文化会館大ホール)
3 レイフ・オヴェ・アンスネス&マーラー室内管 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2・3・4番(5月15日、東京オペラシティ・コンサートホール)
4 アンドレア・バッティストーニ指揮東京フィル他 プッチーニ:『トゥーランドット』(5月18日、サントリーホール)
5 フランソワ・グザヴィエ・ロト指揮読売日本交響楽団 ハイドン:『十字架上のキリストの7つの最後の言葉』管弦楽版
6 大野和士指揮東京都交響楽団他 B.A.ツィンマーマン:『ある若き詩人のためのレクイエム』(8月23日、サントリーホール)
7 ジョナサン・ノット指揮東京交響楽団、藤村実穂子(アルト)他 マーラー:交響曲第3番(9月12日、サントリーホール)
8 ペーター・ダイクストラ指揮スウェーデン放送合唱団 マルタン:二重合唱のためのミサ曲他(10月20日、東京オペラシティ・コンサートホール)
9 神奈川県民ホール40周年記念公演、下野竜也指揮、小森輝彦他 黛敏郎:歌劇『金閣寺』(12月5日)
10 ポール・ルイス リサイタル ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30・31・32番(12月17日、王子ホール)
〈コメント〉
今年は、昨年に比べると数多くの公演を聴くことが出来た。その中から10点を選んだ。1は、アルベルト・ゼッダの指揮も折江忠道のタイトル役も素晴らしかった。ゼッダは7月の『ランスへの旅』も元気に指揮してくれた。この人の演奏を聴く機会は本当に貴重だ。
若手のバッティストーニの快進撃も凄かった。ベスト10には『リゴレット』と『トゥーランドット』のみを挙げたが、東京フィルとの『展覧会の絵』や年末の第九も、よくぞここまでと堪能させてくれた。
アンスネスは、適切な仕事量をキープしながら、質の高い仕事をしている。ベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲のツアーは、2〜4番の回だけを聴いたが、特に第3番の充実ぶりが目を惹いた。ピアニストでは、7月にラルス・フォークトを聴いたが、精彩を欠いた。ポール・ルイスのベートーヴェンの3つの最後のソナタは10月の予定が12月に延期された公演。技術と知性のバランスが高い水準で実を結んだ演奏。特に第31番のフーガで反行へと進む瞬間が忘れ難い。ピアノでは、10月27日(火)の小菅優のリサイタルも記憶に残る。制作担当者はベートーヴェンの3つの最後のソナタを打診したが、彼女から返って来た答えは、ベートーヴェン、ブラームス、ショパンのそれぞれ作品10を弾くというものだったそうだ。常に自分の視点を持って演奏活動をしている彼女の軌跡に大きな魅力を感じる。小菅は7月のベートーヴェンの協奏曲第1番も良かったが、これは、グスターヴォ・ヒメノ指揮の群馬交響楽団が冴えなかったのので選外。
 オーケストラでは、先に挙げたバッティストーニ&東京フィルの他、ジョナサン・ノット&東響に、演奏そのものだけでなく、企画性も含めて豊かな体験できる公演が多かった。大野和士と都響他の顔ぶれによるB.A.ツィンマーマンの『ある若き詩人のためのレクイエム』は、演説などの録音もコラージュされた複雑な作品だが、聴く者に、20世紀を振り返る意志を喚起してくれる不思議な力を持っていた。
 スウェーデン放送合唱団は、都響定期公演でのモーツァルト『レクイエム』等の公演も2日とも聴いたが、無伴奏での単独の演奏会が抜群。黛敏郎『金閣寺』の再演は、岩城宏之指揮での演奏を越える力演で、黛の作品が持つエネルギーの大きさを体感させてくれた。

 最後に、クラシック音楽の話題からは逸れるが古典芸能の世界で今年亡くなられた方々について一言。能シテ方の片山幽雪、小鼓の曾和博朗、歌舞伎脇役の中村小三山、市村鶴蔵など、忘れ難い舞台を残した方々が世を去られた。
浄瑠璃に軸足を置く私にとって特に残念なのは竹本源大夫だ。平成元年5月国立小劇場、織大夫時代の『菅原伝授手習鑑』「丞相名残の段」の格調の高さ、綱大夫時代最後の頃の国立文楽劇場での『妹背山婦女庭訓』「妹山背山の段」の定高の品格、近松物での語りの数々など、今後、彼を越える語り手が出るかと思われるほどの語りを幾つも遺してくれた。晩年、声量が衰えて冴えない舞台も少なくなかったことが残念だが、芸格という視点では7世住大夫以上に人形浄瑠璃文楽の歴史に足跡を残した大夫である。
そして、残念でならないのが坂東三津五郎。彼自身の舞台を見られなくなっただけでなく、多くの歌舞伎役者が彼から教わる機会が奪われてしまったことは、歌舞伎界にとってとてつもなく大きな損失だ。八十助時代からの三津五郎の真摯な舞台を知る者の1人として、これからも語り伝えたいと思う。
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2015年11月23日

旧稿「読響アンサンブルの問題点について」の削除について

2009年9月30日に掲載し、その後、何度か改稿を重ねていた「読響アンサンブルの問題点について」は、以下の理由により、削除いたしました。コメントをお寄せくださった皆さまには恐縮ですが、どうぞ御了承ください。

[削除理由]
@ 既に掲載以来6年以上の歳月を経ており、批評の対象となった公演を実際にお聴きになった方の記憶も薄れて行く中で、小生が指摘する問題点を共有できる方が少なくなっていると思われること。
A 削除した記事は、当該公演において他の奏者と著しく異なる演奏をしていた特定の第1ヴァイオリン奏者を名指しで批判するものであったが、その奏者が第1ヴァイオリン内で弾く場所(席順)は既に変更されており、それによって、読響の第1ヴァイオリンのアンサンブルの問題点はある程度解消されていると感じられること。
B 記事を掲載し続けることは、名指しで批判された御本人にとっては不名誉であり、第1ヴァイオリンの席順が変更になった現在も掲載を続けることは、御本人の「忘れられる権利」という観点も含めて不適切であると考えること。

削除の結果、いただいたコメントも同時に削除されましたが、御了承ください。なお、ネット上でのコメントは、個人名を掲げたことに対する批判が多く、一部、私の意見に同感で日頃から何とかならないかと思っていたという御意見をいただきました。また、口頭で直接私に御意見をお伝えくださった方の傾向は全く逆で、「同感だ」「よくぞ書いてくれた」という意見が多く、一部、「私に名指しされた奏者はレッスンの生徒が集まらなくなる」等の音楽を商売とする立場の方からの御批判をいただきました。

今後とも、以下の2点を考慮しながら、発信をして行きたいと考えています。

@ 批評としての適切さ

 今回削除した記事で問題になったのは、単に演奏者を名指ししたことではなく、オーケストラの中でコンサートマスターや首席奏者になっていない奏者を名指ししたことだと私は認識しております。指揮者やソリスト、コンサートマスターや首席奏者はソロを担当する以上、実名での批評対象となるのは当然です。
 さて、オーケストラ以外の批評の場合はどうでしょうか?例えば劇評の場合、演劇の舞台は、チラシに名前や写真が載る主要な役柄の役者と、その他大勢の役者から成り立っていますが、特定の役者が舞台を壊してしまうような演技を敢えてした場合には、名指しで批評されても当然だと考えます。
 一方、音楽であれ、演劇であれ、何であれ、舞台芸術にはアクシデントが付き物です。故意ではないアクシデントで舞台が壊れてしまった場合については、名指しで一方的に批判するのは気の毒であり、差し控えるべきだと考えています。
 オーケストラのヴァイオリン奏者の場合、例えば、演奏中に弦が切れるというのはアクシデントですが、特定の奏者ばかりが弦を切るとしたら、それはその奏者の心がけが悪いからで、名指しで批判されても止むを得ないと考えます。弦楽器の弦は、張り替えた直後は音程が不安定になりがちですから、本番前に切れそうな弦をあえて張り替えずに使用する場合もあるでしょう。また、予想外に突然切れてしまう場合もあります。ただ、前者のような場合には、毎日の弦の状況を見ながら、不安のない状態で本番に臨むのがプロと言うものです。
 演奏中の飛び出しや、その他、ボウイングや音程の目に余るズレなど、アンサンブルを壊す行為についても同様だと考えており、今後とも、指摘すべきだと考えた場合には、あえて指摘を続けるつもりです。近年の演奏のトレンドでは、指揮者とオーケストラ全体がノン・ヴィヴラートで演奏している際に、1人だけがヴィヴラートをかけ続けるような行為等は、こうした指摘の対象にすべきだと考えています。

A ネット上の発信の難しさ
 ネット上での発信は、批評の対象となった舞台を共有していない方もどなたでも見られるものです。活字での発信以上に、部分的な切り取りや転載が自由に行えるので、発言の趣旨が曲解されることも少なくありません。私の発信に対してそれを読んだ方がどう感じるかについては、慎重な配慮が必要だと認識しています。ただし、良かったことは書くが良くなかったことは書かないという姿勢では批評は成り立たないと私は考えていますので、今後もズバズバ書くことは止めないつもりです。
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2014年12月31日

2014年回顧

2014年回顧
[印象深かったコンサート]
◎ ベルリオーズ:交響曲『イタリアのハロロド』
シルヴァン・カンブルラン指揮 読売日本交響楽団 ヴィオラ:鈴木康史 (1月)
◎ シューベルト:交響曲第4番ハ短調「悲劇的」
ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」
ヴォルフ・ディーター=ハウシルト指揮 新日本フィルハーモニー交響楽団 (1月)
◎ シューベルト:交響曲第2番変ロ長調
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調「皇帝」
ユベール・スダーン指揮 東京交響楽団 ピアノ:ゲルハルト・オピッツ (3月)
◎ B.A.ツィンマーマン作品とベートーヴェンのチクルス
インゴ・メッツマッハー指揮 新日本フィルハーモニー交響楽団(7月〜10月)
◎ ブルックナー:交響曲第3番二短調(ノヴァーク版第1稿)
  ジョナサン・ノット指揮 東京交響楽団 (12月)
◎ チェ・ムンス&上岡敏之 デュオ・リサイタル (12月)
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2014年11月08日

酷過ぎるぞ!読響チケットセンター(チケットぴあ)

まず最初に私の意見を書いておく。公益財団法人読売日本交響楽団は1日でも早く株式会社チケットぴあとの提携を解消し、自前の顧客管理をやり直すべきである。

秋、日本の、年度単位で会員募集を行っている楽団の会員継続の季節である。各楽団、様々な営業努力に明け暮れる時期だが、今年も読売日本交響楽団のチケット業務を請け負うチケットぴあの仕事ぶりが相変わらず劣悪である。
昨年度も会員番号に会員履歴を十分に反映しなかったことについては批判したが、その後もひどい対応だらけだった。(これについては項目を改めて別記するつもりである。)オーケストラが最も大切にすべき長年の定期会員に対する常識外れの対応は今年も続いている。

まず事実関係を列記しておこう。

10月9日
 定期演奏会の会場で、継続案内の発送について問い合わせる。10月23日(木)発送予定と聞く。

10月下旬
 何も連絡が来ない。(11月上旬発送予定と聞いていた他のオケの継続案内が先に届く)

11月1日(土)
 夜、帰宅すると読響チケットセンターからの継続案内が届いていた。開封して唖然とする。期限
は「11月7日(金)23時59分」。継続の案内が届いてから期限まで1週間もないなんて暴挙ではないかと憤慨する。特に11月1日(土)は連休初日。私は在宅していたが、旅行などに出ていた人も多いはず。そういう人は3日(祝)以降に案内を受け取ることになったはずだ。年間会員券のS席は1席でも¥45,000を越える。読響チケットセンター(チケットぴあ)には、そうした高額とは言わないまでも一定以上の金額の「商品」を売る上での常識というものが全く欠如している。

11月2日(日)
 新日本フィルのサントリー定期会場で読響の事務局の然るべきポストの方に前日の継続案内の件について苦情を言う。

11月4日(火)
 日中、読響事務局から私の携帯に計5回着信がある。(着信回数の多さは、読響側が非を認めたものと解釈してよいだろう。)授業を終えて着信に気付き、私から連絡する。幸い事務局とはまだ電話がつながった。前々日の苦情を受けて、事務局からチケットぴあに問い合わせたところ、チケットぴあ側から以下のような報告を受けたという苦情への回答であった。
「席数が少ない会員には予定通りに継続案内を発送したが、席数の多い会員には発送手続きが遅れて、発送が10月30日または31日になってしまった。」
私は以下の3点を指摘した。
@ そもそも席数の多い会員から発送手続きを行うべきで、順序が逆である。(私の場合も、自分だけではなく、誘った友人もいるので、継続を決める前に連絡を取り合う必要があるから。席数の少ない会員よりも日数を必要とする。)
A 読響事務局側から問い合わせないと失態を報告して来ないチケットぴあの仕事ぶりの劣悪さ。読響事務局には毎度のことながら、「1日でも早いチケットぴあとの業務提携終了をお勧めする」と申し添えた。
B 発送の遅れみ見合った継続手続きの期限延長。

事務局側は、@については「山之内さんのおっしゃることがもっともです。」との回答。Bについては「山之内さんのお座席については私どもが責任を持って対応させていただきます。」という口頭での回答。Aについては無回答(そりゃあ、サラリーマンとしては下手なことは言えないでしょうね)。

11月7日(金)
@ 新日本フィルのトリフォニー定期で知人に尋ねると、読響の継続は「とっくに来ている」とのこと。事務局からの11月4日(火)の回答内容と一致。連絡が遅れた「一部の会員」としては怒りを新たにする。
A 帰宅したが、今までのところ、メール、書面いずれの方法でも読響事務局からの公式な謝罪はない。
B 一応、自分で手続きをしたいので、読響のホームページを開いて手続きを始めるが、会員番号入力に手間取っているうちに期限を過ぎて以下のような画面になる。そもそも、他のサイトと同様にユーザー名とパスワードなら簡単に手続きは進むのだが、なぜ読響チケットセンターは「会員番号」の入力を強要するのだろうか?ぴあと提携している、例えば新国立劇場やジャパン・アーツなども会員番号ではなく会員本人にとって覚えやすいユーザー名でログイン出来ることを考えると、納得がいかない。

2014年 11月 7日(金)23:59 までにご回答ください。
「気楽にクラシック会員(2014年度限り)」の方で新シリーズを含め他のシリーズの申し込みをご希望の方は、[シリーズを変更する方]フォームから、いずれのシリーズも購入しない方は[継続しない方]フォームからお手続きください。
お申込期間は終了しました
締切:2014/11/07 23:59:00

この問題については、読響チケットセンター(チケットぴあ)の対応が不十分である限り、今後も追及して行くつもりだ。
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2014年08月16日

酬恩庵再訪

P1010336a.jpg今朝の京都新聞を読んで、薪の一休寺で江戸時代の画家原在中(はらざいちゅう、1750〜1837)の「観音三十三身図」という掛け軸があり、今日まで公開されていると知ったので、あいにくの雨の中だったが、早速足を運んでみた。数年前の大晦日にもこの寺を訪れており、その際の様子も英楽館に書いた。今回は再訪である。
原在中の「観音三十三身図」は様々な姿態の白衣観音を描いたもの。それも見応えがあったけれど、絵だけでなく寺の建物などについても、観音図の公開に合わせて壇家の方の御奉仕による解説があったのが有り難かった。
前回訪ねた時も酬恩庵の庭園の写真を撮って英楽館に載せたのだけれど、庵を一周すると裏手にも枯山水の庭園があることを今回の解説で初めて知った。前回は大晦日という日程もあって、他に誰も拝観するお客さんがいない状態で、奥まで見ないで帰って来てしまったのである。まさしく「少しのことにも先達はあらまほしきことなり」と実感。私は『徒然草』52段の仁和寺の法師のことを笑えなくなってしまった。
写真は庵の裏手の枯山水の庭園。
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2013年12月31日

追悼 2013年 今年お別れした舞台人

今年も残るところあと2時間を切ったが、1年を振り返って、今年世を去った舞台人への愛惜の年を表しておきたい。

茂山千作(4世、狂言・大蔵流)
市川團十郎(12世、歌舞伎役者)
竹本喜太夫(歌舞伎、竹本連中)
坂東三津之助(歌舞伎俳優)

 茂山千作は、私が能楽に親しみ始めた頃、太郎冠者を演じさせたら一番の味を醸していた狂言役者。弟の千之丞さんに先立たれてからはさぞ気を落とされていたことと思う。多くの後進を育ててくれたが、やっぱり記憶に残るのは「木六駄」のシテ太郎冠者だ。この人の舞台を観たからこそ、私は老ノ坂峠にも足を運んでみたいと思ったのだった。
 私は、歌舞伎を見始めたころは市川團十郎が好きではなかった。上手いとも思えなかった。その私が生の舞台で1度だけ「成田屋!」と褒めたことがある。国立劇場の歌舞伎鑑賞教室で「俊寛」を初役で演じた時のことだ。私は1階後ろの補助席で観ていたのだが、大向うが誰も来ていなくて、見栄が決まらず、舞台が締まらないので褒めたのだった。私の目の前で寝ていた引率教師や高校生が将棋倒しの逆で次々と起きて行く光景は奇妙で、おそらくは滅多に見られないものだった。閑話休題、團十郎はニンの合う役を演じさせたら本当に味のある得難い役者で、その味は、私自身が年を重ねて初めてしみじみと感じられるようになったものだった。つくづく長生きして大成してもらいたかった。あえて私の思い出の舞台を一つだけ挙げるならば、「和尚吉三」(2008年3月だっただろうか?)である。
 竹本喜太夫は、この4半世紀の歌舞伎の丸本物の舞台をずっと支え続けて来てくれた歌舞伎の陰の立役者。見始めの頃に若干の舞台に接した竹本文春太夫を例外として、この人ほど音遣いの正確な竹本の太夫はいなかった。
 坂東三津之助は歌舞伎の脇役の役者さん。みの虫時代の見事なトンボ、特に現三津五郎(当時:八十助)初役の「蘭平物狂」の舞台が忘れ難い。まだ51歳、これから本格的な活躍が期待されるさ中での早世だった。

 心より御冥福をお祈り申し上げます。
posted by 英楽館主 at 23:02| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月31日

醍醐寺の桜 (2)

P1000828a.JPG 醍醐寺の桜の写真をもう1枚紹介しましょう。伽藍と三宝院の両方を拝観しましたが、三宝院の奥にある憲深林苑の桜も絶品。花の色の濃淡が重なり合っている枝垂桜の風景です。ここで抹茶アイスもいただきましたが、砂糖の甘さは控えめで抹茶の甘さが感じられて、なかなか美味でした。
posted by 英楽館主 at 12:10| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

醍醐寺の桜 (1)

P1000785a.JPG 昨晩から今朝にかけて更新した話題はいずれも旧聞で恐縮です。新しい話題を一つ。昨日から京都に来ています。ここ数ヶ月、入院中の家族の見舞いで度々京都には来ているのですが、なかなか観光をする余裕がありません。しかし、今回は新幹線で京都駅に着いてからレンタカーを予約した時間までに間があったので、醍醐寺に足を延ばしてみました。
 醍醐寺は、以前、CSの放送で桜の季節に大蔵流茂山家の方々が狂言を演じている映像を観たことがあり、行ってみたいと思っていたので、念願が叶ったというわけです。地下鉄の醍醐駅からはコミュニティバスが増発されていたので、それに乗って迷わずに寺の総門へ。総門の両脇にも淡いピンクとしっかりとしたピンクの枝垂桜が満開で、もうそこから様々な品種の桜の銘木が続きます。
 写真は伽藍の中でも一番だった枝垂桜の古木。枝がいっぱいに広がり、実に見事でした。後ろに九輪だけ見えているのは五重塔。京都では現存最古(951年建立)というずっしりとした作りの塔です。
posted by 英楽館主 at 12:06| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

近江八景 その3(続) 瀬田の夕照

P1000747a.JPG瀬田の橋上から見た2013年元日の夕陽。
posted by 英楽館主 at 08:30| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

近江八景 その3 瀬田の唐橋

P1000742a.JPG元日の義仲寺の話題の続き。粟津から瀬田へと足を伸ばしてみました。
近江八景の中でも、現在、写真で捉えやすいものとそれが難しいものとがある。「粟津原」「粟津の晴嵐」というのは、一面の住宅街になっている現在の粟津では難しいが、瀬田の唐橋は、今でも橋がかかっているので、訪問しやすいポイントでもある。
写真は現在の瀬田の橋の風景。
posted by 英楽館主 at 08:26| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月18日

近江八景 その2 三井の晩鐘

P1000584.JPG 唐崎から車を走らせて三井寺へ。ここも近江八景の一つ、三井の晩鐘で知られている。境内をのんびり歩く。風が吹いて来ると心地よいが、気温は高いので、汗は止まらない。鐘楼では、「一突き300円」で鐘が突けることになっていて、記念に突いて行く観光客も少なくない。先ほど、上賀茂神社のところで書いたのは、寺がこうしたところで安易に金を取るのと比べての話である。三重塔などをゆっくり見学して、京都に戻った。
 これを機会に、また機会を見つけて「近江八景」もめぐってみようかと思う。
posted by 英楽館主 at 12:34| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

近江八景 その1 唐崎の松

P1000580.JPG 上賀茂から車を走らせて大原へ行こうと思ったら、途中でパトカーが止まっていて、警察官が立っていた。前夜の大雨で土砂崩れがあり、大原への道が通行止めなのだそうだ。そこで、どこか別の、車でないと行けない場所に行こうと思って横川を目指すが、比叡山ドライブウェイの料金の高さに驚いて、有料を回避しようとしたら、カーナビが実際には進入出来ない道を案内したりして、坂本付近で迷う。結局、横川はまたの機会ということにして、近江八景の一つ、唐崎の松を見に行く。
 小さな神社の奥に写真の松の木がある。立派な松だ。「何代目」なのかわからないが、水運の盛んだった時代には、陸からだけでなく、湖を往来する船からも「あれが、唐崎の松だ」と、位置を知る手掛かりになっていたことだろう。しかし、今は自分一人の力で生え続けるのは難しそうだ。眼の前には琵琶湖。前夜の大雨で水が少し濁っているが、景色には、他の湖にはない開放感がある。
posted by 英楽館主 at 12:26| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

7月15日(日) 上賀茂神社を訪ねて

P1000575.JPG 早朝の新幹線で京都へ。祇園祭の見物が主な目的だが、まだ時間が早いので、レンタカーを借りて、賀茂別雷神社(上賀茂神社)へ行く。炎天下で、参道の玉砂利からの照り返しも暑い。芝生の上を歩くと、温度の違いがはっきりわかるほどだ。写真の建物は本殿前の「細殿」、そして、手前は「立砂」(たてずな)。
 京都にはそれぞれに由緒のある神社が多いが、その中でも上賀茂の神社は社内の風景からして独特。何よりも社前が広々としているのが好きだ。本殿は、禰宜の解説付きで拝観できる。その場合のみ有料。それ以外は、神社はどこでもそうだが、特に拝観料などは要らない。お寺に比べると、安易にお金を取る仕組みにはなっていない。
 参拝後は、社前の神馬堂で焼き餅を買っていただく。家族が美味しいと気に入って追加を買いに行ったら、もう売り切れになっていた。12時20分くらいのことである。
posted by 英楽館主 at 07:06| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月05日

2012年3月 ドイツ旅の記 その13 カールスルーエでの晩餐

3月28日(水) F カールスルーエでの晩餐
 今晩は、オペラやコンサートの予定は入れず、カールスルーエで会食。初日にもお会いしたHさん御一家、バーデンバーデン・フィルのコンサートマスターを務めるIさんの御一家、そしてHさんの奥さまの元上司で、今は御近所で年金生活を送っておられるライナーさん、子どもたち3人と私を含めて総勢8名。Hさんが予約してくださったイタリア料理店Pomodoroで食事やワインを楽しむ。Hさんのお勧めだけあって美味しい。私は「本日のお勧め」の1つ、ホタテとイカとタコのスパゲッティにしたのだけれど、タコは柔らかくよく火が通っていて、ホタテは半生、そして麺が美味しい。おそらく手打ちスパゲッティの乾麺をやや硬めにゆでたものだと思う。ドイツでこんなイタリアンが食べられるとは思ってもいなかった。
 カールスルーエには何度来たか自分でも数えられないほど来ているが、今回の店PomodoroがあるWaldstrasseに来たのは初めて。いつも劇場と駅の間を往復することが多かったが、このWaldstrasseには粋なレストランが他に何軒もある。近くのヨーロッパ広場(Europaplatz)は、大勢の人で賑わっていてカールスルーエでは一番の繁華街という感じだが、そこから一本入ったこの通りは、とても居心地良く食事が出来そうだ。
 最近思うのは、せっかくドイツに行っても、オペラばかり見ていたら、ドイツの人の生活や現在のドイツの文化は見ないままになってしまいがちだという点だ。私の旅も、移動が多くてゆっくりはドイツの現在に触れていないけれど、この日は1日、存分に旅を楽しんだように感じたし、何があるというわけでもないカールスルーエという町がますます好きになった。
posted by 英楽館主 at 16:51| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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